2022年8月に訃報が伝えられた、医師、近藤誠氏。
「乳房温存療法の普及やがん告知、インフォームドコンセントなどの面では、一定の役割を果たした」と評価される一方で、提唱した有名な「がんもどき理論」や「がん放置療法」などの、必ずしもエビデンスに基づいているわけでない医療は、医療界を中心に多くの批判が投げかけられ、論争が繰り広げられてきました。
近藤氏の提唱した医療は、医学的に正しいといえないケースも少なくなかったにもかかわらず、どうして多くの人が近藤氏に共感したのか。そこをひもとけば、現代医療の「課題」が浮かび上がってくるかもしれません。
『近藤誠』あるいは、『近藤誠的なもの』をめぐって、近藤氏と関わりのあったゲスト、あるいはがんの著作を持つゲストをお招きし、普段なかなかきくことができないディスカッションを通して、考察を深めていきます。
メディ勉オンラインサロン特別編 2022年11月26日(土) 19:00 – @Zoom
テーマ:「近藤誠」を語る 〜見えてくる医療の課題〜
ゲスト:中嶋千祥さん(乳がんサバイバー・患者家族)
羽田昭彦さん(元「文藝春秋」副編集長)
大脇幸志郎さん(内科医・翻訳者)
メディ勉オンラインサロン特別編 11月26日(金)19:00~ @ZOOM
「近藤誠」を語る 〜見えてくる医療の課題〜
ゲスト:中嶋千祥さん がんサバイバー・患者家族 2001年左乳房、2017年右乳房の乳がんに罹患。2001年時の治療の際、乳房温存術を求め近藤誠医師にセカンドオピニオンを受け、その後近藤医師のもとで治療を行った経験を持つ。2015年妹を乳がんで亡くしたことを機にがんサバイバー、およびケアギバーとしての家族の想いなどをブログ等で発信している。現在はオンラインメディアPremium Japan副編集長を務める。
ゲスト:羽田昭彦さん 元「文藝春秋」副編集長。 1957年、島根県松江市生れ。1980年に文藝春秋に入社し、1984年に週刊文春編集部で「疑惑の銃弾」(いわゆるロス疑惑)を手掛ける。近藤誠氏の初期原稿、逸見政孝氏に関する原稿なども担当。2019年に退職するまで週刊文春副編集長、文藝春秋副編集長、情報・流通システム局長など。同年4月から松江観光協会観光プロデューサー。
ゲスト:大脇 幸志郎さん 内科医、翻訳家。 医学部卒業後、出版社勤務、医療情報サイト運営ののち、内科医として勤務。著書「『健康』から生活をまもる 最新医学と12の迷信」(生活の医療社)、翻訳に「悪いがん治療:誤った政策とエビデンスがどのように患者を痛めつけるか」(ヴィナイヤク・プラサード 晶文社)ほか。
モデレーター:松村 むつみ(放射線科医、医療ジャーナリスト)
ヘルスリテラシーに関する啓発を行う。著書「自身を守り家族を守る医療リテラシー読本」(翔泳社) ほか。
一般チケットはこちらから→ http://ptix.at/ue86CG
オンライン(ZOOM一般チケット)1,500円です。
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